健康長寿

ちょっとちょっと、聞いてよ、松尾市長。

おや、おばあちゃん!

孫がいつもお世話になってるようで。

ああ、7人兄弟のおばあちゃんですか。今日は、お孫さんの代わりですか?

高齢者のことだっていうから、私が代わりに聞きに来たんですのよ。孫は甘く育てられたから、突っ込みまで甘いもので。

それはそれは、どうぞお手柔らかに。

「不老不死は人類の夢」というわけではないんですけど、私らが子どもの頃は、長生きするのはいいことだと思っていたんですよ。それなのに今では長寿は悪いことのような風潮で、まったく嘆かわしいことですわ。

いやいや、ご長寿は素晴らしいことです。
ただ、大切なのは健康長寿、つまりお元気で長生きされることです。

確かに、誰しも寝たきりにはなりたくないですよ。やっぱり健康が一番! 
医療費も減らせるし。

お気遣いありがとうございます。実は30年前の鎌倉市の扶助費は26億円だったのですが、今では5.4倍の141億円に膨れ上がっているんですよ。

あれま、そんなに!

だから、元気なお年寄りが増えると、ご本人やご家族はもちろんのこと、市全体がハッピーになれるんです。

なるほど。でもねえ…

おや、何か気がかりでも?

健康で暮らしたいのはやまやまですけど、では、どうしたらいいんです? 
何か若返りの秘策でも…

私は、運動と交流が大切だと思っているんですよ、おばあちゃん。

確かに。

そのためのきっかけづくりになればと思って、地域の老人福祉センターがあります。これまで市内に4カ所でしたが、2017年4月に5カ所目をつくりました。センターで健康体操をしたりお仲間とおしゃべりを楽しんだり。外出のきっかけがあるだけでも、気持ちに張りが生まれませんか?

それはその通りですけどね、市内にたった5カ所ですか? 私の家からじゃ、一番近くてもバスを乗り継がないと行けないんですよ。

はい、おっしゃるとおりです。まだまだ数が少ないと思いますし、もっと気軽にどなたでも利用できるようにしたいと考えています。

せめて町内にあれば毎日だって行けるんだから、もっとたくさんつくってくださいよ!

はい、わかりました。今考えているのは、空き家を活用して地域の皆さんが集まれる仕組みをつくったり、市民活動や社会参加の場をつくったりすることです。

とかく私らは出かけるのがおっくうだから、ご近所にそういう場所ができるとうれしいわね。孫も一緒に行っていいんでしょ?

もちろんですとも! 
お年寄りとお子さんが自然に交流できる場は、今後、どんどん増やしていきたいと思います。

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