いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.20 − 2003年3月1日(土)  
 
いざ、鎌倉フロンティアへ!    20 2003.3月号
会派代表質問
行政改革
【質問】市長は全職員の給料の4%・5%の暫定削減を平成15年度から実施する旨、記者発表をしたが、予算案と同時に給与改定の条例案が提出されていない。この給与の暫定削減はいつから実施されるのか。
【答弁】暫定削減は、4月実施を目指し、職員組合と交渉をすすめている。
【質問】職員組合との交渉を公開して欲しい。
【答弁】労使交渉は相互の信頼をもとに話し合うものである。鎌倉市情報公開条例第6条第4号の規定により、交渉中の事項の記録については、公正または円滑な事務、または事業を確保する観点から、非公開としている。
【質問】行政は総じて予算づくりには熱心だが、決算の時には、関心が少ない。民間では、企業の予算が、どう売り上げに反映しているか等の、費用対効果を検証することは、当然。限られた予算内での厳しい政策判断を迫られる中で、効果的な予算の投入は必須条件である。ただ、行政サービスには値段がつかないので、顧客ニーズを数値で把握する方法が困難である。そこで、行政評価システムなどの活用の必要が出てくるが、現状と今後の見通しは。
【答弁】事務事業評価シートの作成に取り組んでいる。平成15年度にはすべての事務事業に関して行政評価システムを定着させ、市民の方々の行政活動の評価により、市民満度の向上、市政ビジョンの実現のための戦略として役立てたいと考えている。この評価に使うスコアカードは、現在値と目標値、並びに達成状況を明らかにするものであり、仕事の目標による管理のためと、市民の方々の評価のために生かしていくものである。
まちづくり
【質問】大船駅東口市街地再開発事業の都市計画決定をしたのが昭和47年。今までの人件費トータルが35億円を超えた。先延ばしには出来ない時期にきている。15年度に、どのような方針と展望をもって望むか。
【答弁】東口再開発は、総体的方向性(案)について、最終的な権利者の意向確認を行っている。この意向調査をふまえ、早期に総体的方向性の確立について、判断していきたい。再開発事業は権利者の方々の財産に直接関わる内容である為に、今後も権利者との協議調整を十分に行い、事業を進めていきたい。
【質問】大船駅西口を、朝に利用している方々の、渋滞ストレスは計り知れない。大船駅西口整備事業の今後の見通しは。
【答弁】事業計画案については、現在横浜市と見直しのスケジュールや上位計画との整合の確認など、現計画案の見直しを進めている。また、この見直しと平行して、大船駅西口駅前整備協議会で短期的方策を検討している。最終的な協議会の結論を待って、実施可能なものから、取り組んでいく。
【質問】日中600台から1200台と言われている大船駅東口の違法駐輪の現状は、なんら改善がされていない。街の安全性やまちづくりを考えた上でも、早期対策を期待する。
【答弁】対策の最優先課題は駐輪場の整備だと考える。駅周辺の利便性の良い土地を、駐輪場用地として新規に確保することは、困難な状況。現在、公有地等を有効利用して駐輪場整備が出来ないか、検討している。既存駐輪場の増設なども視野に入れながら、今後検討していきたい。
教育

【質問】鎌倉市では、平成14年10月には不登校児数が、小中学校合計で104名いる。平成9年の51人から倍増している。全国的にも増加傾向にあり、深刻化する不登校児に対する対策は?
【答弁】昨年10月に教育委員会内に庁内プロジェクトを立ちあげて、不登校対策プランを策定している最中である。今後、現在実施している不登校対策をさらに充実すると共に、このプランに基づき、不登校ゼロを目指し、積極的に取り組んでいきたいと考えている。

【質問】公立の小中学校・校長の民間企業経験者の積極的な活用は、効率的・効果的な手法の導入、社会一般常識からみたバランスの取れた学校運営、真に開かれた学校づくりというものを目指す上で、とても有効だと考える。鎌倉市としても積極的に民間企業経験者など外部からの登用の促進を働きかける考えはないか。
【答弁】校長への民間登用は、制度上は可能であるが、その採用は、任命権者である県教育委員会が行うことになっている。県では県立高校への校長登用について、平成16年17年度開校予定の県立総合高校で、若干名の採用を予定しているが、公立小中学校への登用については、現在その考えはない、ということである。
【質問】来月、松竹跡地に開校予定の、鎌倉女子大学キャンパスには、10〜15万冊の立派な図書館が整備されていると聞く。この図書館を地域開放して、市民に利用させてもらえるよう、働きかけてもらいたい。
【答弁】鎌倉女子大学と鎌倉市図書館との相互貸借については、学校と社会教育の連携という立場から、すでに協議を行っており、大学側の図書館整備が整い次第、実施する予定である。なお、地域開放については、女子大学としての特性の中で、安全面への配慮などから、当面は困難であるとの見解が示されている。

若者のすみやすい街づくり
【質問】不景気によるリストラで、仕事量、サービス残業の増加。時代の最先端を担っている企業戦士は、疲労困憊して家路につく。しかし、市内各所を網羅している各交通手段の夜間の本数が少なく、終電が早いため、このことが鎌倉市から若者が転出し、少しでも都内に近づこうとする要因の1つになっていると考えられる。鎌倉市内各地域から都心に通いやすいということになれば、若者、すなわち子育て世代の増加にもつながる。そこで、深夜バス・湘南モノレールの夜間増発・時間延長を鎌倉市から要望をして、利用者の利便を図るべきだと考える。
【答弁】バス事業者は、深夜バスとして23時台から24時台まで、本数や地域は限定されているが運行されている状況。今後バス運行に関わるサービスの向上については交通政策研究会の中で協議していく。
 
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