待機児童ゼロ

ちょっとちょっと、聞いてよ、松尾市長。

おや、どうしました?

お隣のお母さん、「保育園に入れない…」って落ち込んでるの。

ははあ、でも、お母さんの年齢では保育園に入るのはちょっと無理じゃないですかねえ。

お母さんじゃないよ! お母さんの子どもを保育園に入れたいんだよ!

おっとっと、そりゃそうですよね。失礼しました。

これって、最近問題の待機児童ってやつ?

そうですね。実は鎌倉市って待機児童の割合が多いんです。人数は45人(2021年4月現在)ですが、人口比で見ると近隣の自治体より多いのが現状です。

じゃあ、もっと保育園をつくればいいじゃん!
45人ぐらいなら、すぐに入れそうだよね。

はい、ただ、これまでも保育園をつくったり、老朽化した保育園の改修に合わせて定員を増やすなど、直近4年間で約500人(507人)の定員増をしてきましたが、解消すると、増えるの繰返しなんです。これには、待機児童の定義に当てはまらない隠れ待機児童の影響があるんです。

隠れんぼ児童?

いやいや、『隠れ待機児童』ですね。保護者が育児のために休業中だったり、求職活動をやめてたり、特定の施設だけを希望したりといったケースは、待機児童の対象外になるんです。

それを入れると、45人どころじゃないってこと?

そうなんです。だから鎌倉市では、新たな保育園の建設だけでなく、企業内保育園を促進したり、幼稚園の預かり保育を延長したりといった様々な取り組みも進めています。

そっか、今だけ解決すればいいんじゃなくて、この先もずっと対応できる仕組みにしないといけないんだね!

そうなんですよ。

土地や建物といったハードだけじゃなくて、仕組みなどのソフトが大切というわけか。

例えば鎌倉市内には『青空自主保育』という自然の中で子育てをしている素晴らしい活動があって、1歳から預けていただけるようになっています。預かり保育も含め、いろんな選択肢をご用意して、選んでいただけるようにしたいですね。

なるほど、お隣のお母さんも、いろいろある中から選べるようになればいいんだ。

鎌倉らしい子育てを楽しんでいただけるような環境をつくっていきます!

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