いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.73 − 2007年7月1日(日)  
  ○緑保全について

6月定例議会では、選挙後初の定例議会ということで、平成19年度当初予算(いわゆる骨格予算)に対する肉付けの補正予算(374億5600万円)が計上されました。この審査のために設置された予算特別委員会にて、7分30秒という短い時間でしたが、大志会を代表して質問をする機会をいただきましたので、今号ではその内容をご報告いたします。

【松尾質問】
神奈川の豊かな自然環境は都市化の過程の中、次々と開発され、減少している。農地・森林面積で見ると、昭和35年には県土面積の70%近くを占めていたが、平成12年には50%を切ってしまった。
県内でも開発の危機にさらされやすいのが都市近郊の緑であるが、その中でも最近、古都保存法に違反をして緑を壊すケースが相次いでおり、住民からは他にも違反している場所があるのではないか、これからも違法に緑が壊されていくのではないかと心配する声が多くある。貴重な古都の緑を守る為、県として取り組みの強化を図るべきだと考えるが。

【行政答弁】
 地権者や工事業者などに向けてパンフレットを作成した。(古都)法の趣旨、制度の周知徹底に改めて取り組んでいるところである。

【松尾意見】
 さらに現場をしっかりと巡回するなど、現状把握に努めることを要望する。

【松尾質問】
 県民の安全・安心の観点から土砂災害を防止するため、急傾斜地崩壊対策工事などは重要だと考えるが、同時に地域に残された緑や景観も大切であるので、工事を行う際には、最大限の配慮が必要であると考える。そこで、保全されている地域をはじめ、緑が残っている地域において行われる公共工事、特に急傾斜地崩壊対策工事が行われる際には、どのような緑や景観への配慮や保全策を講じているか。

【行政答弁】
 これまで、緑の景観に配慮して取り組んできた。今後も住民の意見をふまえて、緑の保全や景観への配慮を図りながら工事に取り組んでいく。

【松尾意見】
 公共事業全般においても同様に、地域住民の意見もしっかりと聞いて行うよう要望する。

○静かな夜を取り戻すために

7月に入り、いよいよ夏本番が近づいてきました。楽しみと同時に、大変心配なのは深夜の騒音です。
七里ガ浜地域では、地域住民の方々が立ち上がり、深夜花火の監視等の取り組みをしています。
 神奈川県としては『神奈川県迷惑行為防止条例』の改正を行い、花火や海の家などから出る騒音など、深夜における不安を覚えさせる行為を禁止していますが、罰則規定がないため、実効性に疑問の声も寄せられているところでもあります。
 地域の方々が、安心して夏を過ごしていただけるよう、さらに取り組みを強化していく必要があります。

○青少年喫煙飲酒防止条例

7月1日より、『青少年喫煙飲酒防止条例』が施行されました。
近年では多くの青少年(未成年者)が喫煙、飲酒を経験していることが分かっていますが、これらは青少年の体に悪影響を及ぼすだけでなく、薬物乱用や犯罪へつながるおそれも高くなります。
大人の立場としては、未成年者に対して、たばこや酒類の購入を依頼することが禁止されました。また、販売業者の方々は、青少年と思われるお客さんに対して、証明書により年齢確認をすることが義務付けられます。
 
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