いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.55 − 2006年1月1日(日)  
 
いざ、鎌倉フロンティアへ!    55 2006.1月号
市長選挙公約確実な実行を!
12月一般質問で、石渡市長の総花的な選挙公約について、任期4年間での責任を持った確実な実行を求めました。当然、公約実行のためには、大きな財源が必要(現試算において約54億円の不足)になってきます。そこで市長へ財源確保策についての考えを聞くと、

【市長答弁(抜粋)】
財源の確保は重要な問題・課題である。本市の財政計画を策定しなければならない。あわせて、行財政改革の推進が必要。事務事業の効率化、人件費の圧縮、市税徴収率の向上等の項目について数値目標を置いて、選挙公約の実現を目指す。

ということでした。
また、2月に開会予定の議会において、具体的な財源確保策が提示される予定ですので、それもあわせ、行政の仕事の進捗状況をしっかりと監視をして参ります。
また、開発関係で事件です

先日の大船観音前マンション開発許可取り消しに続き、今度は御成町にある『歴史的風土特別保存地区(通称・古都6条地区)』を、違法に工事をしていたことが判明しました。
歴史的風土特別保存地区は、鎌倉の緑地が法律『古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法』(通称・古都保存法)によって守られているとても重要な地区であり、その地区内では、勝手に木を1本切ることすら許されておりません。

そして、業者が相談に来たにも関わらず「現場をすぐに確認しなかった」市担当職員の対応のまずさも重なって、現在では、モルタルで吹き付けまで行ってしまう始末。違反者には『六月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する』とあり、今後厳しい対応が求められます。

野村総研跡地の有効活用を!

12月一般質問において、野村総研跡地の利用方法について、その用途決定のプロセスと、今後の運営について質問をしました。

【松尾質問】
自然・歴史・美術の複合博物館、市民交流館の事業資金計画をみると、毎年2.6億円の赤字を出す計画となっている。これで市民の理解を得られていると考えているか?

【部長答弁】
それは鎌倉市が直営で行った場合の収支計算になっている。今後、委託や市民との協働により経費を縮減していくことを追及し、多くの市民の方に理解を得られる手法を検討していきたい。

【松尾質問】
基本計画にはオペレーションや組織運営方法がまったく載っていない。どのような検討がされているのか。

【部長答弁】
現在、検討委員会の中で、具体的な施設のあり方、施設の魅力を検討している。この中で、人が集まるためにはどのような施設のあり方にすべきか、運営をどうすべきかなどを含めて議論をしている。

【松尾質問】
それはまだ何も決まっていない、ということだ。
私はこのままの計画で、本当に魅力があり、意味のある施設が出来るのかどうか、とても不安である。こういったことは一部の人たちだけで決めることではないと思うが。

【部長答弁】
現在、既存の類似館のあり方にとらわれず検討して頂いている。

【松尾意見】
税金の無駄遣いは絶対に許されない。今後も引き続き、どのような施設計画、資金計画、運営方法になっていくのか、注視をしていく。

 
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