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  2009年3月30日(月) 渡辺愛美  
  こんにちは。土曜日の朝の活動といえばおそうじですね。鎌倉クリーン大作戦でした。
御成小学校の校門はかっこよくて好きです。
今回は、鎌倉駅東口のロータリーあたりをまわってみたのですが、鎌倉は比較的きれいとはいっても駅前はゴミがおおくてがっかりしました・・・。鎌倉の玄関口ですから、第一印象はよくしておきたいですね。とくに鎌倉は外国のかたもたくさんいらっしゃるところなので、「これが日本だ」と見られてしまうことも意識していかなければならないんだろうなあと思います。

ところで西口の時計台の背後に喫煙所ができていましたが、なんとも微妙な感じです。開放的なので、風向きによってはかなり煙が流れてしまいそうです。それに、喫煙人口を考えると小さすぎではないでしょうか? 以前、喫煙する友達に横浜の喫煙所について意見を聞いてみたことがありますが、「狭過ぎていっぱいだから逆に路上で吸う人が増えるだけ」という答が返って来たので、鎌倉も今後どうなるのか心配です。


さて、2ヶ月間のインターンも今回が最終回です!
あたたかく見守ってくださったみなさま、ありがとうございました。インターンの活動を通じてさまざまな人のお話を聞くことができ楽しかったです。
このインターン日記も、つたない文章ではありましたが沢山の方に読んでいただき、また、応援のお言葉なども頂戴しましてとても嬉しかったです。
鎌倉大好きです◎
インターンとしての活動はおわりになりますが、これからは4月29日のタウンミーティング@鎌倉の企画に携わらせていただくというかたちで活動していきます。朝夕の駅頭などでお目にかかることもあるかと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 
  2009年3月27日(金) 小森蘭子  
  こんにちは!

遅くなりましたが、25日は本会議の議案採決を傍聴しました。

今回のインターンで、初めて県議会の一連の流れを見ることができました。
議案の説明から、委員会付託・審査という過程を経て、ついに採決まで辿りついたのだと思うと、少々感慨深いものがありました。議員のみなさんが、熱く意見を交わし審議を重ねながら、時間をかけて県の予算・条例を決定しているのだと感じました。

しかし議会に関しては、やはり疑問に思うところがたくさんあります。
採決の際も、会派内で賛成・反対の意思表示が全員一致しているのに、とても違和感を覚えました。連立会派の存在もはっきりと見て取ることができました。
勢力のある会派が賛成を表意すれば、連立関係のある会派も賛成、となるので、必ず議案が通るのです。
一方で、小さな会派が支持する議案は、全員一致で賛成という場合でない限り、他会派は反対の立場をとっていました。また、彼らが提出した議案に関しては、本人たちだけが支持する、といった状況でした
代表・一般質問にしても、採決にしても、議会における少数会派の影響力は、ほぼ無いに等しいのではないか、と感じます。

議会を傍聴するにあたって、会派の存在意義について自分なりに考えてきたつもりですが、今の私には納得のいく答えを探すことはできませんでした。
力のある会派に所属していなければ、発言する機会を得ることもできないし、支持する議案を通すこともできないということ、会派としての意思決定をする際には、会派内の反対意見も考慮し話し合いを重ねた上で、決定されるということも学びました。

人が何らかのグループに属する時、協力や保護といった恩恵を受ける変わりに、定められた規律を守らなければならないし、時には足並み揃える必要もあると思います。
しかし、政治の場においてその拘束があまりにも強いのは問題です。

有権者はそれぞれの議員を個人として選出しているのであって、彼らの意思がきちんと反映される議会である必要があります。異なる意見を持つ議員が、所属会派の意向に賛同せざるおえなかったり、勢力のない会派に所属する議員の意見の多くが聞き流し同然であったり、というのはおかしいと思いました。

深い知識もないので、私の気付かないもっと重要な部分があるのだと思いますし、ただぐるぐると考えを巡らすことしかできません。
しかし、今までほとんど政治に目をむけることのなかった私が、議会のしくみについて批判的な眼をもって見つめられるようになったことは、自分にとって大きな変化です。

 
  2009年3月25日(水) 渡辺愛美  
  こんにちは。ひさしぶりの活動です。
昨日は議会の最終日で、採決がおこなわれました。

みていると少数会派の弾圧されているようすが明らかでした。
多数決では、自民党や民主党などの会派と逆の意見を表明していることが多かったですが、圧倒的な差で、ほとんどその主張が通っていませんでした。多数決のこわい部分を見た気がします。
壇上での意見表明のさいも、そういった少数会派の議員さんが発言しようとすると、発言内容だけでなくあらゆる部分に言いがかりがつけられ、ものすごい野次で議会が騒然となっていました。「少数会派」というだけの理由で攻撃しているように見えたのですが、まるで多数派と少数派のあいだに上下関係があって、発言権が平等でないかのようでした。議員としての身分は全員平等なはずなのに、自民党などの大きな組織に所属しているというだけで大胆な感じになっているように見えてあまりよくないと思いました。少なくとも、少数会派の人に対して発言しづらい雰囲気を作っていたのは民主主義的とはいえないとおもいます。
異なる意見も尊重するという姿勢をみせることも大切ではないでしょうか...
 
  2009年3月13日(金) 小森蘭子  
  こんにちは!

11日と12日は、朝のビラ配りに参加しました。

二時間配り続けるのも大変かなと思ったのですが、二日日ともあっという間に時間が過ぎました。
今まで受け取る側だったのが初めて配布する側にまわってみて、このような政治の広報活動に対する印象もかなり変わりました。

今まで駅などで政治紙を差し出されたことが何度もありましたが、私は受け取ったことがほとんどありませんでした。時には、あぁまたやってる・・・とか急いでいるのに邪魔だなぁ・・と思ってしまったこともありました、。多少の興味は持ちつつも、政治の知識のない私が読んでも理解できないと決めつけていたし、何より政治や政治家に対しての興味が薄かったのだと思います。
けれどもこのようなちらしは一枚の紙の中で簡潔で分かりやすい情報が載せられており、ちらっと読めば政治家に対する理解が深まったり、もっと知りたいと関心を持つよいきっかけになると感じました。
政治家は選挙で選ばれたとたんに市民から遠い存在になるとよく言われますが、市民の側からも近づこうとする努力が必要です。
それに選挙が行われたとき、私たちは一体どうやって候補者を決めるのでしょうか。
欧米に比べて、日本人は候補者の政策や方針にもとづいた投票を行う人が少ないそうで
す。政治家としての考え方などに共感するのではなく、所属政党や知名度、性別などで判断してしまう場合も多いのかなと思いました。
または選挙直前期に新聞などで目にする、限られ情報だけを判断基準にしている方も少なくないのではないでしょうか。

政治や政治家に対する理解は、日ごろから多少なりとも関心をもって見つめ続けることによって初めて、一定の基準に達するのだと思います。
政治について考えない、政治家についてほとんど知らない、というのでは、やはり責任をもって候補者を選ぶということにはなり得ません。
もちろん信念をもって投票されている方も大勢いらっしゃると思いますが、特に若者の間で政治離れが叫ばれているので、もう少し自分の決定に責任のもてるような選挙の仕方ができたらいいと思います。

それから全く違う話ですが、このような広報活動はすべての市民にむけて行うべきだと改めて感じました。
私自身、中学生・高校生の時に、前にいたサラリーマンには差し出していたのに、私の番になると手を止めて見送られ、また後ろのおじいさんから再開! というさびしい思いをした経験が多々あったので・・・。
選挙権のある大人だけでなく、子供だって街の社会の一員です。
その点、松尾議員は誰にでも元気な声であいさつを投げかけ、子供たちが笑顔でそれに応えている場面もたくさんあり、微笑ましかったです。

 
  2009年3月12日(木) 渡辺愛美  
  こんにちは。
昨日と今日は大船駅での「温故知新」の配布をお手伝いさせていただきました。
朝のお忙しいなか、受け取ってくださったみなさま、挨拶をかえしてくださったみなさま、ありがとうございました。ビラを手にとっていただけるだけでも、励まされる思いでした。
このインターン日記を読んでくださっているということでわざわざお声をかけてくださった方もいらっしゃいました。本当にうれしかったです。ありがとうございます!
ただ、慣れないもので余計に、通行をさまたげてしまったときも多々ありご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。


今日は駅頭でのビラ配布の後、栄区の中野地域ケアプラザに向かいました。この施設では障害を持った方々がたくさん活躍していらっしゃいます。
まず驚いたのは、テーブルを囲んで職員の方にお話を伺うあいだ、お水とおしぼりを持ってきてくださった障碍者の方の、置き方がほんとうに丁寧で綺麗なことでした。ファストフード的なめまぐるしい接客ではめったに体験できない余裕をお互いにもてる気がします。

お話を伺った後、ハンディキャップのある方々が野菜をつくっていらっしゃる畑を見学させていただきました。
職員の方によれば、単純作業やこだわりを持った仕分け作業こそが、ハンディキャップを持った方が得意としている分野で、信頼してまかせられるのだということでした。たとえば葡萄を一粒ずつ選定することで非常に美味しいワインができるそうなのですが、そのような作業は、根気と集中力を兼ねそなえた彼らだからこそできることなのです。
それを聞いて障害のある方に対する考え方が変わった気がします。今までは、「彼らにでもできること」が提供されて社会参加ができればいいんじゃないのかなあ、くらいに考えていました。しかし、今日聞いたように「彼らにしかできないこと」がある、というのはとても新鮮でした。障害をもっている方たちは、特別な支援を必要としていることはたしかですが、逆にそれを得る事さえ出来れば、得意なことを生かしてこんなに活躍できる場があるんですね。

昼食は、施設内で手作りしているパンでいただきました。(建物のなかはとてもいい香りでした。)そのほか畑の野菜はもちろん、豆腐などいろいろな製品を販売していました。近隣の方々からも大好評のようです。

中野地域ケアプラザは、陽当たりのよさと、中の人々のいきいきした雰囲気が相俟って、とても明るい感じの施設でした。
じつは、私の家のすぐ近くにもこういったケアプラザはあるのですが、正直なところ、中野ほど地域に開けた雰囲気や、活気に満ちてはいないような気がしました。そんなわけで、最近足が遠のいてしまっていましたが、ひさしぶりにそちらにパンを買いにいってみようかと思います。
 
  2009年3月8日(日) 小森蘭子  
  こんにちは!

昨日は初大船クリーン大作戦でした。

自分の住んでいる街がこんなに汚れていたとは・・・
今までそれにさえ気がつきませんでした。
拾っても拾っても、拾いきれません。
今回のインターンで鎌倉・大船と2回のお掃除に参加させていただいたことを通して、初めて街を歩きながらゴミを意識するようになりました。
鎌倉がきれいで大船が汚れているのも、地域の方々の街美化に対する意識の高さの違いだと思います。
まずは自分の街の景観を客観視し、問題意識をもてるようになることが大切なのだと思います。

その後は事務所で議会報告会が行われました。
松尾議員が議会で注目されている条例や自身の一般質問の内容を説明され、とてもわかりやすく、政治について自分なりにじっくり考えた時間となりました。
それがゆえに参加者が少なかったのが残念でした。

松尾議員の活動を拝見していると、市民の政治に対する興味・意欲を高めること、それも議員さんの大切なお仕事なのだと実感します。
松尾議員は、クリーン大作戦や鎌倉ウォーク、市民にむけた議会報告会・スクエアなど、市民と交流する機会をたくさん提供しています。
選挙がおわったらおしまいということではなく、よりよいまちづくりの実現にむけて、私たち自身も議員の方と二人三脚で積極的に政治に関わっていけるような社会である必要があると思います。

まずは政治に対して関心をもつことが大切だと思うので、そのきっかけを与えるような松尾議員の活動はとても有意義であると感じるのですが、なかなか人が集まらない、特に若い年代の参加者が少ないというのが現状のようです。
やはり政治に対して難しい、遠い存在といった抵抗感があるのかもしれません。

渡辺さんの言うように、政治は私たちが考えるよりももっと身近なところにあるような気がします。
わたしたちと政治の間の垣根をとり払うのに、なにかよい方法はないでしょうか。

 
  2009年3月7日(土) 渡辺愛美  
  こんにちは。
きょうは大船クリーン大作戦の日でした。ただでさえゴミの多い大船ですが、先月よりもさらに拾いがいがありました。1時間ではきれいにしきれず残念なくらいでした。特にビン、カンが本当に多かったです。こんなとき、デポジットが戻ってくるごみ箱があれば…。


その後の反省会や、事務所での議会報告会では、今回も興味深い討論に参加することができ、面白かったです。一般の人がもっと参加しやすい意見交換の場をもつにはどんな企画がいいか、というようなことを考えていました。松尾議員が主催されている、市民が政治参加できるようなイベントは、今日の掃除のような活動を含めていろいろありますが、特に若い世代が参加しているものがあまり無いということでしたので…。


おそらく、無関心というよりは、「政治」とつくだけで敷居の高いもの、特別な知識や見解を持ってのぞまないといけないようなもののような気がして、参加しづらいのではないでしょうか? 私自身はかなりそういう感覚があります。みなさんはいかがでしょうか???
じっさい、今日の午後に、財政をテーマとした勉強会を見学させていただいたのですが、とても難しい内容でしたので、やはり政治にはついていけないと思ってしまったふしもありました。

ただ、政治のすべてがそういった難しいテーマについて考えなくてはならないわけではなくて、日常的なちょっとした気づきや不満も、言葉にしてみることでひとつの政治になるんじゃないか と さいきん思います。
静かに勉強できる場所がほしいとか、ここに横断歩道があればいいのにとか、そんなふうに普通に生活しているなかで思ったことも、世のなかが住みやすくなるために自分の視点から考えたことなので、それを表現すれば一種の政治参加ですよね? たぶん、簡単なことからでいいのではないかと思えてきました。生活しているかぎり自分も政治に参加している一員だという、自信がもてるようになると変わるかもしれませんね。
...とくに選挙権がないと参加意識がもちづらい面はありますが、投票だけが参加行動ではないとおもうので、できることを考えてみたいと思います。
 
  2009年3月6日(金) 小森蘭子  
  こんにちは!

昨日はかながわ活性化特別委員会を傍聴してきました。

特別委員会は全部で5種類あり、年度ごとにニーズのあるトピックにちなんだ委員会が発足されるそうです。今年度はかながわ活性化の他に、地球温暖化対策や昨年12月に可決された議会基本条例等調査特別委員会などが設置されていました。

かながわ活性化特別委員会では、主にツーリズム振興、魅力的な地域づくりなどについての話し合いが行われました。

自分が住んでいる地域を観光地として再度捉え直す機会があまりなかったので、この委員会の傍聴はとても興味深かったです。

確かに、神奈川県は横浜や鎌倉、湘南、箱根といった歴史のある素晴らしい名所がたくさん存在します。
しかしそれらの観光地は県民や近隣の人々からは人気がある一方で、日本全国、又は世界的に見てもなお、魅力的なスポットとして認識されているかどうかは疑問です。
実際日帰りの観光客が多いという現状は、遠くからでも訪れたいと思うほどの魅力はアピールしきれていないことを表していると思います。
外国客は、韓国・台湾・中国といったアジアからの旅行者がほとんど、というのもちょっと残念な気もします。
もちろん同じアジアからの旅行者が増加していることは歓迎すべきことですが、もっと世界の人々を惹きつけることのできる奈川県であったら素敵だと思います。

委員会の話し合いの中でもその改善策として、もっと外国人にやさしい観光体制を、という提案がありました。その議員の方のお話だと、とある世界観光ランキング(??)において、日本は文化財や地所部門では13位、陸上交通部門ではなんと1位を獲得している一方、政府の観光事業への貢献度では87位、親和性部門(外国人客に対するサポート体制など)ではワースト3の128位だそうです・・・。
神奈川県の観光事業も同じような評価をうける気がします。

世界での神奈川を意識すべきとおっしゃっていましたが、これからの観光の発展を望むなら不可欠だと思います。
現在の神奈川県は中途半端な観光地になってしまっている気がします。
世界的な知名度の向上・外国語通訳案内の充実などに力を入れることで、神奈川県はまだまだ世界の観光地として成長する余地は十分あるように思います。

観光事業の成功は、地域の活性化に確実につながると思うので、政治的にも大いに意義があるし、尽力すべき分野です。県政としてすべきことをもっと探していって欲しいと思います。



 
  2009年3月6日(金) 渡辺愛美  
  こんにちは。昨日は特別委員会を傍聴しました。
私たちが傍聴したのは、松尾議員も所属されている、かながわ活性化特別委員会というところで、観光や地域の活性化について議論が行われていました。

観光がテーマということで、県職員のなかでも観光室長が昨日の答弁では大活躍されていました。委員の方々からきびしい追及にあう場面もみられましたが、観光振興に対する室長の熱い思いを感じることでき、よかったと思います。

観光振興についての議論を聞きながら、神奈川のいろいろな魅力について知ることができました。
名産品のなかでも湘南ゴールドというオレンジが大変人気だそうですが、初めて存在を知りました。湘南レッドというのもあって、こちらは玉葱だそうです。

全体としては常任委員会よりも和やかな雰囲気で、ときには笑いがおこる場面もありました。常任委員会では行政側はただ非難されに来ているという印象があり、職員の方も大変だなあと思ってしまったのですが、特別委員会では、穏やかながらしっかりと委員からの提案・要望がなされていました。するどい指摘ではあってもたとえば「お願いします」という言葉が多く使われていたのが印象的です。行政側もそういった提言を前向きにうけとめることができたのではないかと感じています。


ところで、「県民パートナーシップ条例」についての議論のなかで、「知事のマニフェスト実行は条例ありきになっている」という指摘が気になりました。本会議のときにも、同様の指摘を聞いた記憶があります。受動喫煙防止の条例についてだったでしょうか。
松沢知事は、マニフェストを作成しそれをどれだけ達成できたかによって県民に評価してもらおうという、わかりやすい政治を目指していらっしゃるのだと認識しています。しかし、約束した条例をいくつ作れたか、という指標で評価するのはたしかに私たちにとっては簡単なのですが、単純化されすぎていることによるデメリットもあることを理解するひつようがあるのだと思います。条例化=目的達成、とばかり思っていると、ひたすら条例化に頼ってしまう感もあります。条例化以外の県政の功績を私たちが正しく評価できなくなってしまうのではないかという疑念もあります。過保護に条例化しようとしすぎているような傾向がある気がしています。


 
  2009年3月5日(木) 小森蘭子  
  こんにちは!

昨日は文教常任委員会を傍聴しました。
主に学校運営や教育委員会についての質問・回答がなされました。

本会議よりも小規模な体制で、より詳細な審議がなされ、議員と県行政とのやりとりの回数も増えていました。
少人数授業のための教員配置や児童の放課後活動の充実、児童の体力つくり、高校入学者選抜制度の仕組み、高校進学校の取組みについてなど、様々な観点から、県の教育の質の向上を目指した話し合いが行われ、自分の学校生活を思い出しながら傍聴していました。

全体として、行政はきちんとしたビジョンをもって教育問題に取り組んでいるという印象を受けました。
特に児童の体力づくりについて、神奈川児童の体力テストの結果は全国平均以下という中で、積極的に向上にむけた政策が行われているようでした。休み時間をのばして体を動かす機会を与えたり、学校外のスポーツ活動を推進・サポートする体制をとったりと、私が小学生だった頃に比べても、教育政策ひとつひとつへの充実化が図られているように感じました。

そんな中、はしかの予防接種についての質問時には、県の対応に鋭い非難の声が上がりました。国が全児童の95%の接取を目標としているのに対して、県では45%という低い接種率に留まる中で、実態の把握・ガイドラインの徹底などに関して、もっと責任ある行動を、というご指摘です。

一昨年、昨年とはしかの大流行が記憶に新しいですが、児童の健康に関わる政策には、特に細心の注意をもって取り組んで欲しいと思います。
はしか対策も、実際の予防接種率をみるかぎりでは、早急な取組みの見直しが不可欠と言わざるおえません。

いくら理想やそこにたどりつく過程が素晴らしくても、実際に計画を進めていく中での実行力・状況判断力・適応力がなければ、政策は決して実を結びません。特に教育問題の解決は、相手が子供であるという点、それぞれの学校が独自の特色をもって運用されている点などから、各地域・学校との密な連携をとって現場を把握することなしには実現しえず、独りよがりの中身のない政策はすぐにほころびがでてきてしまいます。

そういった意味で、教育は行政の真の政策力が試される分野であるといえると思います。
 
  2009年3月4日(水) 渡辺愛美  
  こんにちは。きょうは常任委員会がひらかれていました。私たちは松尾議員もいらっしゃる文教委員会を傍聴しました。教育や文化財にかかわる問題をあつかう委員会です。

一日傍聴させていただいて、気になってしまったのは、委員の方々からの質問に対する県の課長の説明がどうもわかりづらいということです。私の知識不足もあると思います。しかし、かなり早口だったり、質問と論点がずれている感じがしたり、ということも一因のように思えました。本会議のときも感じた事ですが、聞きやすさのようなものが、議員の方が話されているときとはまったく違うのです。こちらを納得させようというよりは、早く終わらせようという意図があるような感じがしてしまいます。
話し慣れているかということも影響していると思いますが、じっさいの行政までもが、早く無難に終わってほしいというような委員会同様のテンションで行われているような気がしてしまい、心配になりました。


いっぽう、教育に関する委員会ということで、議論の話題自体はひじょうに身近に感じるものが多く、おもしろかったです。とくに高校入試制度については、私自身にとってはまだまだ最近の出来事のような気がしているので興味深く聞く事ができました。

入試制度の見直しは大切だと思いますが、委員の方もおっしゃっていたように生徒の人生を左右しかねない問題なので、改正の繰り返しによって、制度に振り回されているという感じを受験生がもつことのないようにしてほしいとも思います。
特に、現場の意見を聞いていただきたいと思いますが、学校関係者だけでなく実際に受験を経験している生徒からの意見もとりいれていただきたいです。私は、公立受験はしましたが県立高校には進学していないので、実態を把握しきれていない部分がありますが、前期・後期の入試制度は、高校側にとっても受験生側にとっても不本意な選抜を強要されている面があったような気がしています。生徒の多様な個性を認めるといって始められた前期選抜も、その目的が達成されているのかよくわからない一方、ただ受験生のストレスを増すだけになっていないでしょうか。
教育が生徒本位であることからだんだんずれてきて、単に特色ある高校づくりのための入試制度に走ってしまいそうな印象をうけました。受験生が納得、満足できることや、できるだけ不安を与えない制度であることを第一に考えていただきたいと思います。

 
  2009年3月1日(日) 小森蘭子  
  こんにちは!

昨日は鎌倉にてクリーン大作戦に参加してきました。

せっかくゴミをたくさん拾おうとはりきって行ったのですが、鎌倉は本当にきれいで、ほとんどゴミが落ちていませんでした。素晴らしかったです。
そのわけは、やはり地元の方の観光地としての意識の高さだと思います。
小町通りの商店街の方や人力車業者の方なども朝早くからそうじをなさっているそうで、鎌倉の美しさを保とうと地域ぐるみで努力している雰囲気が伝わってきました。
それに比べて、大船のゴミの量はとてつもないそうです。
大船は観光地でもないので、街をきれいに、という意識は低いようです。
一度汚い街になってしまうと、そこからきれいな街へと作り変えていくのは、とても大変なことだと思います。
市民の意識から変えていかなければなりません。

お掃除のあとは、鎌倉クリーン推進委員会という市民団体の定例会に参加させて頂きました。様々な観点から鎌倉の美化を進める活動をされているそうです。
その中で昨日は特に、落書きのないまちづくりについての話し合いがなされました。
やはり街の意識の高さからか、他の地域に比べれば鎌倉の落書き被害はとても小さいようですが、それでもなくなることはなく、見つけては消す、また書かれては消す、といったいたちごっこに悩んでいらっしゃいました。
たった一つの落書きでも、それがとても小さなものであっても、落書きがあるというだけで、その街全体の雰囲気を台無しにしてしまうと思います。
だからこそ、みなさん苦労してでもこのようないたずらを決して許すことはしないのです。
逆に誰かがそこまで施さなければ、街をありのままに保つことができないというのも、悲しいことですが・・・
今まで市民団体についてありまり深く知りませんでしたが、わたしたちが自分たちの手で、街づくりや社会貢献に携わることのできる、とても身近な存在なのだと実感しました。市民のレベルで社会に対して問題提起をし、提案をしていくことは、小さいようで、実はとても大きな影響力のある活動だと思いました。
 
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