松尾たかしの政治日記

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2006年3月3日(金) 続・岡本マンションの動き

先の建設常任委員会の中で、岡本2丁目マンション開発問題について、市長が直接市民に説明する予定であることがわかりました。
何名かの関係者の話では、『9日の10時に市役所に来て欲しい』というような電話が行政からあったとのこと。

そんなことで良いのでしょうか。

2006年3月4日(土) 恒例のごみ拾いに初めての!!!

今日は、早朝清掃の日。
なんと!初めて高校生が参加してくれました。

先月同様、大船駅東口階段下のごみ箱は、笠間口開設以前に比べると格段に減っています。もちろん、路上に落ちているごみの量も。
しかし、当たり前ですが、笠間口付近には、大量のたばこの吸い殻がありました。
場所は横浜市になるわけですが・・・。

さらなる研究が必要です。

2006年3月10日(金) 予算委員会

日記の更新が滞り、本当に申し訳ございません。
今週は予算委員会が開催されておりました。

来週月曜日(13日)は理事者(市長・教育長)への質疑になります。

全部で30項目以上の理事者質疑があります。
私はその中で、財政計画について、岡本マンションについて、ごみ処理広域化についての3項目で質疑を行います。

2006年3月11日(土) 質問内容

現在審査をしております、18年度予算について、ここまで、代表質問、予算特別委員会での質問を経てきました。
その内容を、今日よりシリーズでお伝えいたします。

1「口利き公開について」

【質問】(以前より何度も訴えをさせて頂いております)口利きの公開ですが、透明・公正な行政運営を目指す上で、とても重要であると考えます。
今後、不正な要望や圧力が強くかかり、行政がその対応に苦慮することがあるかもしれません。そうしたことに対応できるために、職員に対して、議員などからの要望・依頼・請求などがあった場合、それを公式に記録しておいて、情報を共有し、公開請求の対象とすべきだと思いますが、いかがでしょうか?

【鎌倉市の回答】議員の方々からの口頭による要望、依頼、請求などについては、実施可能なものは対応に努めているが、全て記録として文書処理を行うことは困難な状況であり、記録に留めるかどうかは、その都度判断している。要綱等を作成している自治体などを参考としながら、引き続き調査・研究を重ねていきたい。

2006年3月12日(日) 質問内容2

2.岡本マンションについて

【質問】岡本2丁目マンション問題については、(昨年12月9日に)神奈川県開発審査会が許可を取り消し、鎌倉市議会は公有地の現状復帰を求める決議を行いました。それでも鎌倉市は書類を直せば工事は再開継続できるという考え方であるのでしょうか?
また、この再申請は、新たな申請と同じく、1から審査されると考えられ、それは、神奈川県整備部建築指導課の監査班の方が、『鎌倉市の行った開発許可処分は、裁決により取り消され、最初から無かったことになりましたので、現在、当初の申請状態に戻っております。』という見解をみればなおさらのことと考えるが、どうでしょうか?
また、再申請には開発区域へ公有地が含まれていますが、このような申請は容認できるものではないと考えています。あくまでも住民や議会の要望に沿って進めるべきであると考えますがいかがでしょうか。

【鎌倉市の回答】申請に基づいて行った処分が、裁決により取り消されたときは、処分は存在しないこととなるが、従前の申請自体は存続しています。
 事業者が従前の申請書を補正したときは、これに対して許可又は不許可の処分をしなければならないと考えています。また、市有地の編入の問題については、道路の保護地である石積みの土地をを、開発区域に編入することによって、通行可能な道路として整備されることが担保され、道路としての機能を備えることになり、公共公益的に一層の便益が高まるとの判断から編入の同意をしたものです。
 公共施設管理上の事由ではない、いわゆる他事考慮で同意を拒むことは、都市計画法を逸脱することとなります。
 住民要望や議会決議はあるものの、行政として違法な行為を行うことは許されません。

2006年3月14日(火) 岡本マンション

13日(月曜日)から始まった理事者質疑でしたが、岡本マンションの手続きの件で、質問者と理事者(市長)の答弁がかみ合わず、休憩。

再開しても、またしばらくすると答弁できずに休憩。

明日15日も、10時から予算特別委員会が行われる予定です。

2006年3月15日(水) 岡本マンション、その2

今日も引き続き、岡本マンションの件についての理事者質疑。
今日の新聞を読んだ複数の友人から『鎌倉市は何をやっているのだ!』『あれは駄目だね』とお怒りの電話が多数。『議会大変みたいだね』と慰めの電話は1人。

いったいどうなっているの?というメールも多数頂いておりますので、少し、ご説明させて頂きますと、そもそも、この岡本マンションは、地上9階地下3階、高さ37メートルの、いわゆる地下室マンションとして許可されました。
しかし、昨年12月9日、神奈川県開発審査会が、この開発区域が道路に接していないということで、鎌倉市の開発許可を取り消す裁決が出されました。
鎌倉市議会としては、市長の問責決議を可決し、また『市有地岡本2丁目260−2番地及び市道053−101号線の原状回復と適切な管理を求めることに関する決議』を可決しました。
当該場所では、すでに工事は始まっておりましたが、現在は途中でストップをしており、道路にはみでていて、危険な状況になっています。
そんな中、2月6日に、業者が『開発事業変更協議申出書』を鎌倉市へ提出しました。

(・・・続きは明日。)

2006年3月16日(木) 岡本マンション、その3

業者から提出された『開発事業変更協議申出書』をもって鎌倉市が審査を改めて開始しました。

そこから、鎌倉市が処分(許可または不許可)をするまでの間の『手続き』について、予算委員会で質疑が続いております。

主な疑問点は以下の通り

1.鎌倉市は今回の変更を条例上の「軽微な変更」であるとしているが、そもそも、許可を取り消されたほどのことが、本当に軽微な変更にあたるような手続きでよいのか。
2.上記の理由により、鎌倉市は条例上正式な申請書は一切受け取っていないことになるが、それで都市計画法上、行政不服審査法上に問題がないのか?
3.軽微な変更と言いつつ、方や条例にのっとったと思われる形での手続きが進められている。その際の申請書は「代用」というが、代用とは一切付記されておらず、正式な手続きと思われても仕方がない。しかしその際には、事業者は住民説明会の開催とその報告書の添付が義務付けられてるが、それはない。

入り口の手続きの部分で、疑念を生じさせることがあってはならないと思いますので、軽微な変更といわず、改めて条例にそって手続きを進めるべきではないかと考えます。

2006年3月22日(水) 明日、本会議

17日(金)まで続いた予算委員会。(正確には18日の朝2時30分ごろ)

裁決の結果、否決となりました。
23日の本会議での結果がどうなるかは微妙な状況です。

裁決の様子、私の考え方など、改めて日記でご報告いたします。

2006年3月23日(木) 本会議

本日、本会議での18年度予算一般会計の採決が行われ、賛成14、反対13で可決されました。
今、鎌倉市では皆さんのご存知の通り、岡本マンションの『開発許可取り消し』が大きな問題になり、そのことに対する対応が大きな争点になりました。

たまたま今回、予算審査の過程においても、岡本マンション問題だけがクローズアップされることになりましたが、このことは、決して岡本マンションだけの問題ではないと、私は強く感じております。

それは、私が議員になる以前から、鎌倉市民には、鎌倉市の開発行政に対する『不信感』というものが、とても根強くあると感じているからです。
そしてそれは、決して住民エゴということだけではなく、近所の方や、駅頭でお会いする方や、普段からお世話になっている方など、本当に多くの方から、お叱りのお言葉、メールや電話をいただきます。
その中で言われることの多くが『鎌倉市の開発行政は業者寄りだ』ということです。

行政は、法例を遵守しなければならない立場から、市民の要望にこたえられないこともあるでしょう。しかし、そしてそれを盾にして、ありとあらゆることの言い訳になっていないだろうか?そんな疑問を常に抱いております。

そんな中起こった、今回の岡本マンション開発許可の取り消し。
その許可の内容は、強引でお粗末なものでした。しかしながら、議員の立場で、そのことに気が付くことができなかった自分にも、当然責任があります。
そういった大きな反省を踏まえて、私は今回の手続きも注視をしておりました。

しかしながら、建設常任委員会、予算特別委員会、本会議での緊急質問の場でされる行政の回答というのは、本当にお粗末。しかもその過程で、様々な書類の不備や誤りが何ヶ所も明らかになりました。

大きな問題点としてあげられることは、まず、行政は『正式な条例の手続きではなく、任意で手続きを進め、任意で変更協定をする』と言いますが、それこそ法例を遵守しなければならない行政が、そんなこと本当にできるのだろうか?と疑問です。
次に、市有地岡本二丁目260−2番地及び市道053−101号線を、開発区域に編入することに同意をするようですが、この編入同意については、市民に対して公益性、利便性が上がることが条件になっており、今回の開発で当該土地を編入したとしても、市民に対して公益性、利便性が上がることは考えられず、この編入同意は、開発をしたい業者のためだけであると言わざるを得ません。

長くなってきてしまいましたが、そんなこともあり、私は鎌倉市の開発行政の根本の問題と捉え、議会で議決までした『原状回復』の予算すらつかない今回の予算には反対をしました。

2006年3月26日(日) 逗子の選挙

逗子の選挙が行われ、私の先輩であります、菊池俊一さんが、見事2期目の当選をされました。
どこでも正論を言い、筋を通す方で、逗子にはなくてはならない方だと思っています。本当におめでとうございました。

2006年3月27日(月) 地方議員パネルディスカッション

「本当の政治家の活動とは?」
〜若手地方議員パネルディスカッション!〜
を開催します。

「政治家って、普段、何をやっているのか分からない」
「政治家にお願いごとをすると、お礼を要求される」
「いくら政治家ががんばったって、世の中変わらない」

そんな風に思っていませんか?・・・・・・実は、私たちもそう思っていました。
けれども! ・・・いや、だからこそ!

だからこそ、この政治の世界に飛び込みました。
そんな風潮を、打破するために。
本当の政治を、取り戻すために。
ぜひ、私たちの政治に対する想いを聞きに来てください!
開催場所は横須賀ですが、ぜひご参加ください!

《参加市議会議員》
・相模原市議:長友よしひろ(民主党35歳)
・横須賀市議:吉田雄人 (無所属30歳)
・大和市議:菅原なおとし(無所属27歳)
・鎌倉市議:松尾たかし (無所属32歳)
 
日時:4月15日(土)14:00〜 (開場13:30〜)
場所:湘南しんきんホールくりはま(湘南信金久里浜支店3階)
定員:132名(申込順:必ずお申し込みをしてください)

●お申し込み
FAXやメールなどでお名前とご連絡先を明記の上、お申し込み下さい)

●申し込み先
メール:info@yuto.net
FAX:046-836-6449
吉田雄人まで

2006年3月29日(水) 河合隼雄さんの講演会

4月8日に文化庁長官・河合隼雄(かわいはやお)さんの講演会を開催いたします。
皆様、ぜひご参加下さい。

■日時 2006年4月8日(土) 13:30開場 14:00開演 16:00終演
■場所 臨済宗大本山 円覚寺 (JR横須賀線・北鎌倉駅前)
 ※入場無料(拝観料のみ負担/大人300円・子ども100円)
■申し込み 鎌倉てらこや実行委員会事務局へ 先着順300名
      電話0467-25-5538(火・木・金曜日の13時〜17時)
■託児所 小学生以上の子供(人数に制限があります。事務局にご相談ください)
■主催 鎌倉てらこや実行委員会
 協力 臨済宗大本山 円覚寺
 後援 鎌倉市教育委員会

【講師プロフィール】
河合隼雄(かわいはやお)
文化庁長官 ・ 臨床心理学者 ・ 昭和3年兵庫県生まれ
昭和27年京都大学理学部卒業後、アメリカ留学を経て、スイスのユング研究所で日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。 日本におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献。
 また、神話や昔話(ファンタジー)の研究も行い、海外の神話との比較研究、日本文化論等を臨床心理学者としての立場から国内外の講演等を通じて多く発表している。
 昭和57年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、昭和63年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞受賞。その他『中空構造日本の深層』、『とりかへばや、男と女』など著作や論文は多数あり、近著として『ナバホへの旅 たましいの風景』、『臨床心理学ノート』、『神話と日本人の心』などがある。
 故小渕首相の私的諮問機関「21世紀日本の構想」懇談会の座長、教育改革国民会議委員、文部科学省顧問をつとめるなど、日本の政治、教育に幅広く貢献している。
 平成7年紫綬褒章受章、平成12年文化功労者顕彰。

2006年3月31日(金) 夜回り先生の講演会

 最近の青少年犯罪は発生件数の増加や低年齢化が進み、内容的にも児童による殺傷事件、薬物乱用、不登校、引きこもり、援助交際など青少年問題は最も重要な問題のひとつになっております。
 講師としてお招きする水谷修氏は、通称「夜回り先生」と呼ばれ、夜の渋谷などの現場をまわることによって、本当の子供達の心を知り、そしてその中から現代社会の問題点を、独自の視点で鋭く突いております。
 この講演で、私たちが青少年問題の現状を把握し、今後の各団体の地域活動に活かす事によって青少年問題の事前予防に繋がっていくと考えます。ぜひとも皆さん、ご参加下さい!!

社団法人 鎌倉青年会議所 公開例会
■水谷 修氏 講演会
日 時:2006年4月19日(水)受付開始17:30  
    開始18:00〜20:00
講演名:「こどもたちへ おとなたちへ」 
会 場:鎌倉芸術館大ホール 鎌倉市大船6−1−2
対象者:鎌倉市内地域活動諸団体並びに一般市民を対象に1500人
参加費:無料
応募方法:往復はがきにて住所・代表者氏名・年令・職業(学校名)、全ての同伴者名・年令・職業(学校名)をご記入いただき、下記まで。

〒248−0012
鎌倉市御成町17−29
社団法人鎌倉青年会議所事務局「水谷先生講演会」係

(2006年4月10日必着)
☆返信用はがきには、必ず返信先のご住所・お名前を記入ください。
☆1枚のはがきで同時に4名まで入場できる整理券を発行いたします。
☆応募多数の場合は、抽選になります。また、当選の発表は返信用はがきにて替えさせていただきます。

詳しくは、鎌倉青年会議所ホームページをご覧下さい。

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