松尾たかしの政治日記

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2006年1月1日(日) 2006年を迎えて

2006年になりました。
本年も鎌倉市のために、議員活動を一生懸命、努力精進して参りますので、変わらぬご指導ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2006年1月2日(月) 年越し

今年も、年越しは地元の神社でお神輿を担がせていただきました。
皆様にとって、素晴らしい1年になりますように。

2006年1月5日(木) 6条地区の違反、続報

先月29日の日記に、歴史的風土特別保存地区(古都6条地区)に無許可でプレハブを設置している市内業者があると書きましたが、その業者は、御成の違法造成を行った業者と同一でした。それも鎌倉では一番影響力があると言われている業者です。

今日の新聞によれば、パレハブ4棟の他に、土砂などの堆積物があり、コンクリートで固められたところもあるようです。

外側からのぞいたのでは、見えにくいところもありますので、副委員長と相談して、来週の12日(木)に、建設常任委員会の委員さんを中心としたメンバーで現地の視察をすることにしました。ちょっと遅くなってしまいますが、詳細がわかるのはそれからになりそうです。

2006年1月6日(金) 明日はクリーン大作戦!

明日、1月7日(土)7時から8時に、大船駅東口クリーン大作戦を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております!

集合場所:JR大船駅東口の階段下
軍手・トング・ゴミ袋を持ってきてください。
(ない方はお貸ししますので、手ぶらでもOKです)

終了後、お時間のある方は、一緒に朝食を食べながら、政治談議(!?)に花を咲かせます。

2006年1月6日(金) 消防出初式

新春恒例の消防出初式が山崎水質浄化センターで開催されました。
昨年は雨天のため、鎌倉芸術館での開催でしたが、今年は(とても寒い中ではありましたが)、屋外で開催することができて、まといの振りこみやはしご乗りも見事に行われました。
そのほか、消防職員、消防団や自主防災組織の方々の訓練、また保育園児も元気に『火の用心』の掛け声で参加をしておりました。
安全・安心な鎌倉をつくっていくために、関係者の方々のご努力に敬意を表するところであります。ちなみに、私は『防災士』取得のために勉強中です。



2006年1月7日(土) クリーン大作戦

今朝は、氷点下に迫る寒さの中、3名の方に参加をしていただき、大船駅クリーン大作戦を開催しました。

今日は、ごみがとても少ないことに驚きました。
ポイ捨てが少なくなっているのか、誰かが先に掃除をしていたのか、寒いので夜な夜な遊ぶ人が少ないのか、色々と意見がでましたが、それぞれあたっているところがありそうです。また、次回が楽しみです。

今年こそ、ポイ捨てをする人がいなくなり、ごみのない綺麗な街になることを切に願うばかりです。

2006年1月9日(月) 成人のつどい

今日は、鎌倉芸術館で成人のつどいが行われました。
鎌倉市民の新成人は1575人とのこと。成人の皆様、そしてご父兄の方々本当におめでとうございます。また、(実行委員会方式で)新成人の代表が頑張って司会をしている姿は、見ていてとても良いものでした。

しかしながら15分程度の式典は途中から、かなりざわざわして落ち着かない雰囲気の中で行われました。
まじめに聞く時は聞く、ふざける時はふざける、遊ぶ時は遊ぶ。
当たり前のことですが、けじめのない態度が許されて良いわけではありません。

2006年1月11日(水) 議会のあり方検討会

今日は、議会のあり方検討会が開催されました。

常任委員会で当日配布される資料が多く、当日にはとても見きれないので、事前に配布して欲しいということを要望しておりましたが、他の会派の方からも同様の要望があり、今後は、事前(2日前まで)に(できる限りの)資料を入手できるようになりました。
また、委員会で行われる報告事項の項目について、今までは市民の方には知るすべがなかったですが、今後は、常任委員会の正副委員長が了承した段階で、ホームページにUPされることになりました。

細かいことですが、少しずつでも改善していくことが大事なのだろうと思っています。
検討会ですが、次回は1月18日、次々回は27日に開催予定です。

2006年1月12日(木) 予想以上にひどい!6条地区の違反現場視察

今日は、10時から常盤の現地へ視察へ行きました。

中へ行くと、奥へ奥へと入っていくことができ、プレハブやコンテナ、そして地面はコンクリートで固めてありました。
職員に『どれが違反ですか?』と聞くと、『全部違反です』と言うとおり、かなりひどい状況でした。

建設会社から是正計画書が提出されるということですが、まだいつになるか分かっておりません。このままで良いはずがありませんので、できる限り早期の対応が必要だと考えています。

2006年1月12日(木) 不満続出!小袋谷跨線橋の説明会

夜の7時から、小袋谷跨線橋建設の説明会が鎌倉武道館で開催されました。
市の職員と県の職員が説明を行った後、出席者からの質疑応答の時間が設けられましたが、その中でもとにかく早期に架け替えをして欲しいという主旨の発言が多くありました。中には、代替地の問題等に関連して地権者の方の切実な意見もありました。

1年でも早い架け替えが出来るように、議会の側も出来る限りのことを頑張ってやっていかなければならないと考えます。
ちなみに、13日(金)の午後5時から日本TV(4CH)のニュースプラスワンで、小袋谷跨線橋の問題が報じられるそうです。

2006年1月12日(木) 駅頭チラシ配りの変更

13日(金)の朝の駅頭チラシ配り
大船駅東口⇒長谷駅に変更致しました。

2006年1月14日(土) 鎌倉てらこや IN 早稲田大学

今日は、早稲田大学で行われた、『鎌倉てらこや活動報告会』に参加をしてきました。
てらこやの事業の多くは、早稲田大学の池田ゼミが中心に行っているのですが、今回は、その池田ゼミへ新しく入った学生へのプレゼンと、鎌倉てらこや事業に参加をしている親子へ、早稲田の学生が普段どういった場所で、どういう勉強をしているのか、というものを見せるという意味もあったようです。

鎌倉からも80名を超える多くの親子が参加をし、小学生の子供達は、初めて訪れる『大学キャンパス』にとても興奮をしている様子でした。


↑大学の学食で食事。カレーは190円。


↑池田先生の講義を聞く。

2006年1月15日(日) 祝・新成人。寒中練成神輿

今日は江ノ島海岸にて、寒中練成神輿大会が開催され、男女15名の新成人をお祝いしました。
神輿の上に新成人を乗せたまま海へ入るという、毎年恒例の行事ですが、今年は比較的暖かくて助かりました。


↑新成人のうしろ姿。この席に座れるのは一生に一度のこと。とても良い思い出になったのではないでしょうか。

2006年1月16日(月) 違法看板を撤去せよ!

チラシ配りをするために大船駅西口へ行くと、到着と同時に違法看板が目の前に飛び込んできました。
『まったく、困ったものだ』と思っていると、バスのチケットを売っているおじさんから声を掛けられ、『JRに言ったけど、敷地外だから取り外せないと言っているよ』ということでした。そこで、都市景観課の職員に相談に行くと、早速に調査をしていただいた後に、撤去していただきました。

こうしたものの他にも、ピンクチラシや捨て看板などが頻繁に市内へ出現するのですが、その度に、迅速に対応をして頂いているようです。また、鎌倉市は平成15年9月から『違反屋外広告物除去協力員制度』を発足させ、キープ鎌倉クリーン推進会議のメンバーをはじめとする市民の方々も日々、違法看板、違法チラシとの戦いを続けておられるのですが、市民や行政の監視が甘い自治体では、本当に街中が荒れ放題、やられ放題というのが現状です。
先輩の岡田議員も、見つけたらすぐに対処されているようで、以前にその様子をHPで紹介されておりました。

小さいこと、と思われるかもしれませんが、こうしたことに1つ1つきっちりと対応することが、とても大切なことであると考えております。そういった意味でも、違法チラシを撤去して頂いている市民の方々、そして景観課の職員の方々の取り組みは本当に素晴らしいと思います。

2006年1月17日(火) 大船観音前マンションの陳述

今日は、大船観音前マンションの開発許可取り消し事件について出されている住民監査請求について、請求者の陳述聴取をしました。
傍聴者が12名までの予定となっていたところ、15名を超える希望者が来ましたが、全員傍聴することができました。あたり前といえばあたり前なのですが、そういった事務局の配慮は嬉しいものです。

そして、代理人を含む5名の方が1人20分以内、全体で1時間以内という制約の中、陳述を述べられました。そもそも、住民監査請求の要旨は、違法許可が出されるに至った経過を詳細に監査をすることと、取り壊された鎌倉市道並びに擁壁の原状回復を求めることにありますが、今回はさらに補足の説明としまして、
○260-2の土地が、開発に加わった経過と今後の対応
○260-2が存置になっていること
○監査委員の方には、会派のことなどから離れて、しっかりと監査をお願いしたい
○崩されてしまった階段を一刻も早く、もとの階段に戻して欲しい
○市の職員は『開発は取り消されたが申請は生きている』と言っている。再度、ゼロから厳重に審査をして欲しい
○事業に対して、文書で工事中止を指示すべきではないか
などのことが述べられました。

2月18日(土)までに監査の結果が出ます。

2006年1月20日(金) 最高裁判決

昨日の読売新聞、今日の日本経済新聞に、落書きが建造物損壊であるとの最高裁の判決が出たという記事が載っておりました。
今後の、更なる抑止効果につながることを期待します。

2006年1月21日(土) 3都物語

今日は、高校の友人の結婚式に出席のため、新神戸へ向かいました。
大雪のため、新幹線がちゃんと走るかどうか心配でしたが、熱海を過ぎたあたりではもう雪は降っていませんで、20分程度遅れるぐらいで、無事に到着することが出来ました。そして披露宴の中では、すでに「おめでた」ということが発表され、ダブルの喜び。鹿嶋君、本当におめでとう。

結婚式・披露宴が終了次第、京都へ向かう。
鎌倉青年会議所のメンバーが、京都にて活動をしているので、それに少しだけ参加。
そのまま今度は大阪へ戻り、お世話になっている大阪市会議員の福島さんと打ち合わせ、その後懇親会。

そんなわけで、京都、大阪、神戸を制した(?)1日でした。

2006年1月22日(日) 高齢者とはいうけれど

大阪から、早朝の新幹線で鎌倉に戻り、お昼から地元の老人会の新年会へ出席。

みんなで合唱したり、ビデオ上映を行ったり、体操したり、あっという間に時間が経ってしまいました。
そして帰る時には、今日デジカメで撮影したものがすでにプリントアウトされており、それをお土産にいただく。

皆さんの活動は、高齢であることをちっとも感じさせません。
すごいパワーを頂きました。

2006年1月22日(日) 笛吹けど踊らず?

都市計画部が、『都市計画部の服務規律について』という指示書を都市計画部職員に出しました。

中を見ますと、当たり前のことが書いてあるわけですが、今回はその当たり前のことがおざなりにされてきたことが、建設業者の違反による被害を拡大したとも言えるだけに、こうしたことも大切です。

そしてそれに加えて、今回の一連の事件はいったい何が原因なのか?というところの本質を捉え、厳格に対処していただくことを望みます。

2006年1月22日(日) 鎌倉市の建設会社が指名停止

鎌倉市は、1月20日、古都法などに違反したという理由で、斉藤建設を3ヶ月の指名停止にしました。

この報告を聞いていて、『指名停止3ヶ月にしても、今回の事件について、具体的に何もまだ解決されないのではないか?』と感じています。

なぜ、指名停止の処分を急ぐのか。それよりも、まずは現場の現状復帰を優先させることではないだろうか。それらが全て済んでから、その対応によって考えても良かったのではないか?・・・色々と考えてしまいます。

2006年1月23日(月) 三鷹市へ視察。おまけでジブリも。

横浜市会議員の工藤裕一郎議員の取り計らいで、仲間の議員と共に、三鷹市へ視察へ行きました。三鷹市は、2005年のインテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー(世界一!)に選ばれるなど、行政関係者では知らないものがいないくらい有名で、先駆的な取り組みを次々と打ち出し、絶えず自治体のトップランナーの位置に君臨しています。
そんなわけで、全国からの視察依頼も殺到しているようです。

三鷹市は、昔は軍需工場をはじめ、製造業が集積をしていたそうですが、どんどんと市外へ移転してしまい、現在では市街化区域の90%が住居地域になっているそうで、なんと市税収入の80%が個人市民によるもので、いわゆる産業のない自治体です。『放っておくとどんどん衰退していく』という危機感が、これまでの取り組みの原動力になっているのではないかとお話を聞いていて感じました。

具体的な取り組みとしては、「SOHO−CITYみたか」構想の推進、「みたか市民プラン21会議」による市民参画、「三鷹ネットワーク大学」設立などが挙げられます。
こういった仕組みもそうですが、やはりいかに一人でも多くの人が『本気で良くしよう』と考えているかが重要であると感じました。

視察の最後に、おまけでジブリ美術館へ行かせて頂きました。この誘致・建設も、三鷹市の努力によるものが大きいそうです。

2006年1月24日(火) 砂浜がなくなる

神奈川県の松沢知事が、相模湾の海岸浸食状況を視察されたそうです。

鎌倉においても、七里ガ浜などは、満潮の時には砂浜がなくなる場所もあるくらいです。私が子供の頃は、砂浜を海に向かって全力で走って、走って、ようやく海にたどり着いた、そんな記憶があります。

侵食されてしまう原因は、地球温暖化による海面水位上昇の影響やテトラポットなど、人が手を入れたことによる海流の変化、川が護岸されたことによる土砂供給の減少、などなど、色々と説がありますが、どれも一理あり、複数の要因の結果によるものだと予想されます。
松沢知事は『山、川、海という連続性でとらえて、国と連携していきたい』ということですので、3番目の要因を強く意識されているようです。

どちらにしましても、子や孫の世代にまで、美しい砂浜を残さなければならない。
そのためにできることは、我々がしっかりと実行していかなければならないと思っています。

2006年1月28日(土) 論語から学ぶこと

日記が滞ってしまっております。申し訳ございません。

さて、土曜日は久しぶりに「論語の会」へ出席をしてきました。
時事問題として、ホリエモンのことが多く取り上げられましたが、ある方がこのようなことをおっしゃっておりました。
『二宮尊徳がこんなことを言っています。「道徳なき経済は犯罪である。経済なき道徳は寝言である。」』

なるほど、という言葉です。

また、政治を行うものとして、さらに次の言葉を改めて胸に刻みました。

『政を為すに徳を以ってす』(まつりごとをなすにとくをもってす:政治を行うには常に道徳を中心に据えて置かなければならない。)

2006年1月30日(月) 議員年金は廃止せよ!

議員年金のことについて、引き続き勉強をしています。
そんな中で、この道の第一人者である、立正大学大学院の渡部記安教授にお話を聞くことができました。

渡部先生は、日本の地方議会議員年金制度は即刻廃止すべきである、との考えです。
地方議会議員年金について、全議会・全議員を対象にしている国は世界でただ1つ、日本だけだそうで、これはどう考えても異常だということ。(ただし、スウェーデン、アメリカ、ドイツなどでは、大規模地方公共団体の地方議会における、常任委員会の委員長など常勤性、かつ重責を有する議員にだけ例外的に導入しているところがある。)

ワシントンD.C.の議会は、土日・夜間に開催されるため、多くの議員が2足のわらじを履いており、議員年金に頼る必要がないと想像されますし、また、ストックホルムでは、実際に現役の学校の先生が、議員をやっているそうです。

議員年金問題を考える時、これは地方自治の制度設計、そして地方議員のあり方そのものを考えなければならないと感じています。

2006年1月31日(火) 財団法人のゆくえ

30日に、総務常任委員会協議会が開催され、「財団法人鎌倉市芸術文化振興財団」の今後のあり方についての報告がありました。

鎌倉市芸術館指定管理者選定委員会で、今年の4月からの鎌倉芸術館の指定管理者を、サントリーパブリシティサービスグループに決定したことを受けて、今まで管理・運営をしていた当財団の今後には、注目が集まっておりました。

内容としては、財団正規職員を3名〜5名程度減らすこと、そして理事14名を8名に、評議員18名を10名に減らし、また評議員の報酬も半減するなどの措置を講じ、存続をしていくという方向性が示されておりました。

財団の存続については、他自治体においても、とても関心が高いようです。今後、この鎌倉と同じようなことが、他自治体でも起こる可能性がありますので、今回の対応はとても重い意味があると感じています。

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